DO.25
NYとLAをスケートで駆け巡ったからこそ湧いてくるKAN HIRANO流アートの感性。vol.2
2024.4.22
沖縄を拠点に活動するアーティストKAN HIRANOがタトゥーを通して得たものとは?
宮崎移住をきっかけに始めたサーフィンの魅力にどっぷりつかっていったKANさん。好きなこと・心踊ることに対して貪欲な彼が大事にしているのは「人生、他人に感謝を忘れずに」ということ。
アーティストのKANさんは、壁やキャンバスだけでなくタトゥーアーティストとしての一面もある。
Q: 新天地宮崎ではどんな暮らしをしていたんですか?
当時始めたサーフィンの魅力にどっぷり浸かっちゃいましたね。あとはタトゥーの仕事をするようになったのもこの頃で、僕の彫り師としての活動は宮崎でスタートしました。
Q: 当時のタトゥーって世間的にどんな存在だったんですか?
僕が彫り師になった当時はまだ敬遠されていて、そこに反骨精神みたいな気持ちがありました。悪いイメージを覆すことで差別を減らして行きたいという想いもありました。日本の考えが古い、というよりも、単にいろんな人がいて、いろんな「らしさ」があることを受け入れる世の中になって欲しいと思っています。
Q: KANさんのお客さんはどんなことを求めてKANさんの元にやってくるのでしょうか?
最近は、デザイン持ち込みをするお客さんが増えてきていて、そのデザインを元にラインとフリーハンドにこだわっています。あとは、僕の考える「人間らしさ」とか、そう言うところに共感する方を受け入れたいと思っています。深い部分で分かり合えるお客さんだからこそ、「お客様」と言うよりかは「友人」みたいな感覚でフランクに接しています。
僕のお客さんたちはそう言うところを求めてきてくれてる人なんじゃないですかね。
Q: KANさんにとっての「タトゥー」ってどんなものですか?
タトゥーは音楽をやっていた時より「ライブ感」を味わわせてくれるんです。サーフィンの時も、ライブペインティングの時も、今ここで生きてる。って感じるものが好きなんだと思います。
そう言うライブ感とか、肌と肌でコミュニケーションが取れるところとか、アートで自分を表現できるところとか。タトゥーっていろんなところで自分にマッチしてると感じます。
Q: アートによっていろいろな出会いがあったと思いますが、そういう出会いはKANさんにどんな影響を与えていきましたか?
人と人の「繋がり」職業なので、つながりに感謝しかないです。そう言う新しい繋がりと、くだらない話ができる友人と一緒にいる時間が自分のパワーになっているなって実感します。
アーティスト
KAN HIRANO
Instagram:https://www.instagram.com/kan_hirano/