DO.2

スニーカーコレクターは靴を集めるべきなのか。

2024.1.28

筆者のスニーカーヒストリーを踏まえた価値観の変化。

90年代後半、ヒップホップを聴き始めたのをきっかけにブラック系ファッションをするようになった。
そこから筆者のスニーカーヒストリーが始まることになる。
元々オタクの気質があり、コレクションしたくなってしまう癖があるため、飽きる期間はあるものの永遠にスニーカーを買ってしまう。
世界にはたくさんのスニーカーコレクターがいる中で私自身のコレクションは少ないが、数だけではなくどれだけ自分のお気に入りのスニーカーを見つけられるかもコレクションと同じくらい重要ではないかと感じる。

第一次スニーカーブーム

まず最初に買いあさったのはナイキのエアフォース1 LOW。
定番のオールホワイトはもちろん、次々とカラーリングが豊富なスニーカーが発売され人気デザインは現在と同様に抽選があったが、メンズに比べるとウィメンズは手に入りやすかったため、ほしいものは大体買えた。
中でもお気に入りだったのは、エアーフォース1 LOW SHEED パテント。
最近も再ブームが到来しているFUBUやPNBに加え、まだ当時は並行輸入だったTOMMYなどにコーディネートするのが筆者お気に入りのスタイルだった。

筆者自身のスニーカーブームの休足

年齢と共にファッションの好みも変わり、スニーカーを履くカジュアルスタイルから少し女性らしいスタイルに変化したことで、スニーカー熱が落ち着きしばしの休足をすることになる。
足元はスニーカーからさまざまな靴へと変化し、シープスキンのブーツやきれい目のヒールなどたくさんのスタイルを楽しんだ。
元々、靴が大好きな筆者にとってこのヒストリーもとても重要だったと考える。
ファッションのスタイルにもよるが、やはり靴は履いてみないと分からないところがあるため、皆さんもいろいろと履いてみると良いだろう。

スニーカーブームの再来

様々なファッションを楽しんだ結果、結局スニーカースタイルに落ち着いた。
それはある意味、いろいろなファッションスタイルを追求したことで自分のスタイルを確立したのである。
それに合わせるようにスニーカー熱が再燃し、買いあさりが始まる。
当初は巷のスニーカーブームもあったため、欲しいものは定価では買えずプレ値で買うことが多かった。いくら使ったか考えると恐ろしい。
ナイキのジョーダンがお気に入りだったため、復刻が出るたびに購入していた。
しかし自分の中で好みのモデルが確立したことで、自分のスニーカースタイルが確立し今では自分のお気に入りだけを持つという価値観に変化した。

おわりに

流行を追うことも素晴らしいことだが、自分のスタイルを確立し突き通すというマインドを持つことも素晴らしいことではないだろうか。
まだ自分のスタイルを見つけられていない方は、お気に入りのスニーカーを見つけてみるのも1つである。

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