DO.26
ブラックミュージック好きの、個性溢れるファッション。
2024.4.22
音楽とファッションの密接な関係。
好きな音楽のジャンルによって様々なファッションの傾向がある。
今回はブラックミュージック好き(特にレディース)のファッションを辿る。
2000年代前半はまだまだ買い付けを中心としたショップが数多くあり、海外のブランドを扱うところも多かったのでいろいろなファッションを楽しむことができた。
特に好きなアーテイストに憧れ、メイクやファッションを研究し化粧や洋服をまねていた。アーティストによって雰囲気が違うのでリル・キム好きはセクシー系、ローリン・ヒル好きは民族系など独自に個性を出しながら楽しんでいた。
筆者自身、そういったアイテムを取り扱うショップで働いていたこともあり、いろいろなブランドを着ることができたのだ。
当時のインポートの主流としては”TRIPLE 5 SOUL” ”PNB” ”ENICE” ”BABY PHAT” ”ECKO RED” ”FUBU” “Girbaud”などがあり、直営店を立ち上げるブランドも数多くありTOMMYも当時はインポートしかなかったがその後TOMMY GIRLのショップができたりと人気があった。
当時はセクシー系が多かったが、カジュアルダウンしたスタイルが主流となり写真のように、短めのTOPSにフレアタイプのパンツを合わせ、足元はNIKEのFORCE 1のホワイトを
合わせるのが定番となった。
またヘアスタイルもさまざまなタイプがあり、黒髪のスーパーロング、スパイラル、ブレイズ、コーンロウなどにバンダナを巻き、そこにKANGOLなどを被るというスタイルも多かった。
またレゲエが好きな子も個性豊かで露出度が高いところが特徴。だいぶ短めのショートパンツにトップスもショート丈みたいなスタイルをよく見かけた。
みんながみんな己のスタイルを確立させ楽しんでいたのだ。
ショップに関しても、ブラックカルチャーを追及したところ(ブルーナイルネイルなど)が数多く存在したが現在ではほとんどなくなってしまった。
まとめ
このように音楽のジャンルによってさまざまな個性が溢れるファッションはおもしろい。
特に当時は見ただけで何が好きかが明らかだったが、現在はいい意味で曖昧な気がする。
見ただけではなかなか判断しにくい部分があり、またそこがいいのかもしれないがもっと自身の個性が出せていた時代が懐かしい。
Y2Kなど当時のファッションが再熱している背景はあるが、これはあくまでも流行りの一巻に過ぎないのでもっと独自のスタイルを追及してみてはいかがだろうか。